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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2018

川村昌弘は渡欧前のVチャンスを諦めない

川村は、自身の今季日本ツアーは残り2戦で今週は、出発前の2勝目を取り損ねた。前半、4差のリードで折り返したが、「後半も走り切れなかったのが敗因」。

首位タイで飛び出した最終日は、「4日間で、一番ショットが当たらなかった」と、それでも懸命に小技でしのぐゴルフを展開。
しかし、後半は攻撃に転じた今平に、じわじわと迫られ13番ではついに1打差。
15番で、すぐ2打突き放しても、目下賞金1位はしぶとかった。
「僕がバーディを獲った15番で、今平選手がパーセーブをしたところが勝因。実質、バーディみたいなパーですから」。
要となったホールでティショットを左の林に打ち込むピンチに耐えた今平を讃えた。

そこから、今度は一気に3連続バーディで襲いかかった今平。
「ああなってくると、最後はどうしようもない」と川村はお手上げだった。
2連続目の17番では、バーディボギーでとうとう逆転をくらった。
2.5メートルを沈めた今平に対して、奥のラフから寄せきれずにほぼ同距離を残した川村は、このパーパットを外した。
「17番はもったいなかった。アプローチでボギーを防げなかった」。
共にかかっていた2勝目は、賞金1位に譲った。
今平の勢いの前に、1打差に倒れた。
「ゴルフなんで、良くも悪くも逆パターンもありますし、最後になるまで分からない」。
袖ヶ浦で、5年ぶりの優勝には届かなかったが、来月は欧州ツアーのQスクールを受験。
渡欧前のチャンスはまだ残っている。
次週のマイナビABCチャンピオンシップは、いよいよ川村の今季のラストゲームだ。
「また練習して、優勝できるように頑張ります」。
出発間際まで、諦めない。

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