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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2018

若きホストプロたちにも期待!!

ベテランの藤田は右袖、若者たちには左袖に燦然と輝く赤い3つのダイヤモンド。今大会主催の三菱商事にいち早く、サポートを受けるようになったのは、一番若い川村だった。

14年の川村に続いて、藤田は15年に契約締結。そして今年、新たにホストプロに加わったのが、片岡だ。

昨年、日亜共同主管の今大会を制覇してから欧州にも足を伸ばすなど、海外での経験を増やして、痛感する手厚いサポート。
「どこへ行くにも三菱のみなさんには本当によくしていただいて。助かっています」と先月は、ますますフットワークも軽く来季の米ツアーの出場権をかけた、入れ替え戦にも挑戦。

「本当は1戦、2戦目で資格を取って帰って、この大会に出るのが理想でしたが、予選落ちをしてしまった。自分の実力不足を感じて、メンタル的にやられた」。
打ちのめされて戻ったが、海外志向の強い29歳が、世界の現状を知れたのはデカかった。

飛距離アップのスイング改造に取り組んだのはこのオフ。
昨年は、平均約265ヤードでランク101位のドライビングディスタンスが「今はキャリーで270ヤード」と、自分なりに成果は出せているとは思うが、実際はまだまだ物足りなかった。
「下部ツアーでも、パワーが必要だった」。
それと同時にもともと持ち味だった正確性もまた失ってはいけないと、痛感させられ帰ってきた。
「飛距離は伸ばせたけど結果、精度を失ってしまって、自分のプレーが出来なくなった」と、一からの見直しを迫られ戻ってきた。
「飛距離を伸ばさないと、アメリカツアーではやらせてくれないが、コントロールの重要性も感じた。精度にも重点をおきながら、体力的にもパワーをつけて2、3年かけて飛距離アップをしたい」と、目標がますます明確になった。

今季4大会ぶりのツアーで目指すのは、もちろん連覇。
「またこの試合で勝つことが出来たら、来年もヨーロッパに行ける」と、目を輝かす。

この日19日水曜日の練習日は、片岡と共にコースに出たもうひとりのホストプロも負けてはいない。
賞金ランクは71位と、フル出場を逃した昨季は大事な今大会も予選落ち。
「スポンサーのみなさんにも非常にご心配をおかけしましたけれど、今年はとても良い状態でここまで来られているので」と川村。
今季はすでにトップ10入りも4回あり、もはや賞金シードの懸念もなく、このホスト試合を迎えられたのは大きい。
「今年はぜひこの大会で、結果を残したいと思います」。
どちらも譲らない!!