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レオパレス21ミャンマーオープン 2017

相手は申し分ない! 優作が1年2ヶ月ぶりのV4を狙う

選手会長が単独首位を死守した。3打差つけて出た3日目は、鬼がひたひたとついてきた。「ほかの選手ならまだいいが、キョンテですから・・・大変!」と、悲鳴を上げた。

前半こそ、4番でガッツポーズのチップイン。手前20ヤードのカラーから、パターで打ったイーグルトライが決まった。
ここから大差をつけていくつもりが、後半からミャンマーの風にやられた。

「後半から舞い始めた」と、トラブル続きのバックナインは、「思い出すのもしんどいくらい」と苦笑いで息を吐く。

13番のボギーパットは歩測にして「17歩」もあった。7番アイアンを持った左ラフからの2打目はフライヤーも加わり200ヤードも飛んで、「あんなに行くとは!」。
グリーン奥に打ち込んで、3打目のアプローチは、スロープを上りきらずに、足下まで戻ってきてしまった。次の4打目はピンを大きく行き過ぎて、「ダブルボギーも覚悟した」。
15メートルは残ったボギーパットが決まってほっとした。

「あれが入ったのは大きかった」と、上がりの3ホールも風に翻弄されて左、左、右とティショットを曲げながら、どうにか1打でリードを守った。

同組で競った庚泰(キョンテ)も、まだ本調子ではないながらも難条件で、「アンダーパーで回ってくるのはやはりさすが」と、最終日の相手にとっても申し分ない。

日亜共同主管の今季2戦目は、なんといってもジャパンゴルフツアーでトップを張る2人のV争い。
「最後まで緊張感を持ってやれる。最高の相手」と、選手会長の腕も鳴る。
「お互いに良いゴルフをして、底力をみせつけたい」。
ミャンマーで、1年2ヶ月ぶりのVチャンスを迎えて「いつでも大丈夫」と、心の準備も出来ている。