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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2017

今季初シード! 香妻陣一朗が「男子の面白さも分かって」

ショットがいまひとつなのに加えて、朝は向きと強さがころころと変わる風。「このコースはグリーンを外すと難しい」と初日から苦戦も、再三パットに救われた1日だった。
後半2番では、7メートルのパーパットをしのいだ。7番では、10メートルのバーディトライも決まった。「ミスショットがぎりぎり乗ったのが、入ってくれた」と、スコアを稼いだ。

初シード入りを果たした今季、オフは重い負荷をかけたトレーニングに挑戦。
昨年から1キロ増えたという体重は、すべて新たな筋肉分。
昨年末にプライベートで回った松山英樹には「どう頑張っても勝てない」と、その点でははなから諦めモードもこの春は、自身の胸板も目に見えて分厚くなった。

今週の練習ラウンドは、ここ千葉カントリークラブ梅郷コースで行われた2011年のダイヤモンドカップを制した小田孔明と一緒に回って、攻略法を参考にした。
伝統のコースは昔ながらの面積の小さなグリーンに、「ピンを狙って打つと、こぼれてそこから難しくなる」と、初日を終えて改めて肝に銘じた。

シード元年の今年は、男子ゴルフの一角を担う20代の1人として、自覚も増した。
主催のパナソニックは、ゴルフ界への理解が深く、今週は19日から3日間、お隣の野田コースで女子ツアーのステップアップツアー「パナソニックレディース」が開催されており、こちらは二部ツアーながら、男子と同じ最寄りの野田市駅からのギャラリーバスは、負けず劣らずのファンを乗せている。

「せっかく近くまで来られているのだから。こちらも見に来て頂けたら。今、女子にギャラリーを持って行かれているけど、来て頂ければ男子の面白さも分かってもらえる」。
姉の女子プロ、琴乃さんとも競い合い、さらなるステップアップを目指していく。

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