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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2017

第3ラウンドはサスペンデッド。谷口徹は「最後に笑えるように頑張る」

第85回の日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯は、雷雨のためスタートが5時間遅れた影響で、3日目の第3ラウンドは日没サスペンデッドとなった。

4組(12人)が、ホールアウト出来なかった。
優勝争いの選手たちには、後味の悪い“休戦”となった。14番のパー3には、魔物がいた。
マークセン、重永、小平…。そしてリーダーも、池にのまれた。
「ユーティリティで、一生懸命に打って、届いたと思ったけれど。意外とアゲンストが強くて。」と、谷口徹。

ダブルボギーを打った直後に競技中断となり、悔恨を残した。
さらに惜しむらくは、この日消化した14ホールで、3度も3パットをしたことだ。

折しもこの日、13日に梅雨入りした沖縄。ここ喜瀬は、昨年のリオ五輪と同種の洋芝は、潮風に負けない品種で、ニラのようにたくましく葉を伸ばして「今日は、芝目がきつく感じた」と、強気が信条のタッチでも「全然届かない」と、得意のグリーン上で精彩を欠いた。

暫定首位をどうにか守ったといっても、2位の小平とは2打差。「小平くんはハンディくれないし」。
若さではかなわない。
しかも、小平は「ショットの天才」。
この日の自身のラウンドを振り返る限りは「不利かもしれない」と、弱音もぽろり。
「“パットの天才”も、封印されているし」と、不安材料はいっぱいでも「まだホールはいっぱいあるから。切り替えてやっていけばいいかな。気合いと根性で、最後は笑えるように頑張りたい」。
49歳が、自身3度目のプロ日本一をかけて1日22ホールの長丁場に挑む。

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