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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2017

強風下で竹安俊也が頑張った本当の理由とは

強い風で軒並みスコアを落とす中で、前半は3アンダーで回った。最後の9番で、ボギーを打って結局この日、1オーバーを打ったが、それでも悪条件の中で、大健闘だった。

「昨日までと2打目の番手がエグいほど違った」。
強烈な向かい風の15番は、2日目に9番アイアンを持ったパー4。「今日はドライバーで打った」と今日はなんと直ドラの2打目。
「いつもは苦手ですけど、これだけ強いと逆に、楽しくなってくる。前半は、風と仲良く出来た」と、通算4オーバ−の19位タイで踏みとどまった。

現在、賞金ランク67位で狙うシード権もそうだが、今週は特に、少しでも余分に稼いでおきたい理由がある。プロキャディの神田七保海さんが、今週はどういうわけか、バッグの代わりにリュックを背負ってロープの外を歩いている。
「僕のミスです」と、竹安は改めて申し訳なさそうに
「うっかりしていました」。
というのも、大会に帯同キャディを連れてきた場合は、事前の申請をしておかなければいけないのにそれを忘れていたことすら忘れて、現地に来てしまった。

大会側がすでにハウスキャディを用意してくださっており一転“無職”になった神田さんは「沖縄だからよかった」。仕事がなくても、いろいろ観光して回れるところだったから良かったと言って、許してくれる心の広さ。

たとえ、担いでもらえなくてもやっぱり謝礼はしなくちゃならない?!
「検討中です」と苦笑いの竹安。
キャディフィーと合わせて神田さんに給料を出すためにも(?!)「明日はトップ10入りを狙います」。
今週の結果次第で、まだ出場権のない次週もまたエントリーが出来たら今度は絶対に、失敗しない。

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