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カシオワールドオープン 2017

賞金レースは持ち越し

追う優作
次週のシーズン最終戦を残して、賞金レースは持ち越しとなった。賞金2位は、いよいよ残り1週前の逆転に失敗した。

それどころか、結局最後は賞金1位とタイスコアで並んで、1円も差を縮めることが、出来なかった宮里。
「またサトシに追いつかれちゃって・・・」。

今週は、とにかく100ヤード以内の精度に尽きる。この時期は、どの選手もヘトヘト。宮里も例外なく、疲れをため込み「ちょうどその距離のショットで、足が止まってしまって、上体だけで打ってしまう」。
せっかく近くから打てても、チャンスにつかなければ流れを呼び込むこともできない。

「次週の課題ですね」。
優勝賞金4000万円のシーズン最終戦は、勝てば逆転の賞金王。
「僕は、優勝しかないので。来週も初日からサトシと一緒で、分かり易くて良い。72ホールのゴルフを展開したい」と、さっそく次週の再戦に気持ちを入れ替えた。

そしていよいよ、追われる立場で迎える小平。
初日に訴えた首の痛みもすっかり取れた。
79の出遅れから、3日間で15打も縮めて「最後まで、諦めないで出来たのは収穫」と、土壇場で賞金1位の自信も深まる

次週は、昨年2位のシーズン最終戦。「若いつもりなので。疲れはない。自分のゴルフが出来れば上位でやれる。しっかりマネジメントをして、取りこぼしのないようにやっていきたい」。
宮里のほか賞金3位のチャン・キムも、4位の池田勇太もまだ逆転のチャンスを残している。
賞金1位は今年最後の頂上決戦こそ、頂点を極めることが出来るか。

<逆転・賞金王の条件>
宮里優作   小平の結果にかかわらず、優勝のみ
チャン・キム 優勝かつ小平が3人以上の2位タイ以下
池田勇太   優勝かつ小平が5位タイ以下(※小平が4位タイ以上の場合はタイの人数による)
  • 追われる小平。キムにも池田にもまだチャンスが! いよいよ、いざ最終決戦へ

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