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東建ホームメイトカップ 2017

藤田寛之はジャンボ尾崎に励まされ…

前週のツアー外競技の岐阜オープンの初日になんと屈辱の43を打った。どんなに年齢を重ねても、初日のスタートは緊張で震えるという国内開幕戦。
それも若さで吹き飛ばせた時代はもう過ぎた。
「今は“出来ない、出来ない”の積み重ね」。
不安ばかりが募るこの国内初戦。しかもよりにもよって、開幕直前の試合での大叩きでますます自信を失いかけていたときに、6年ぶりに同組で回ることになったジャンボ尾崎に勇気をもらった。

「体が小さくなられたようには感じますけど、それでもゴルフに対するひたむきさや空気感。あのお歳でも前を向いて取り組んでらっしゃる姿に感動を覚える」。

終盤のホールで肩を並べて歩きながら、「藤田はまだまだ行けるよ」と、言ってもらえた。
「自信をいただきました。自分もジャンボさんようにありたいと思った」と力に変えて、首位と2打差の3位タイ浮上。
2番では、上から下りの8メートルのバーディトライをねじ込んだ。
初日にも「藤田みたいによう打たん」と、ジャンボも見惚れたストローク。「今日は、他にも3〜4メートルがよく入ってくれたけれど。もう少し良いゴルフをしないとてっぺんには行けない」と反省材料は山積みでも、48歳がV争いに加わった。

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