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14年の日本オープン覇者が「ここでもう一度、勝ちたい」

2008年に「アジアパシフィック パナソニックオープン」として産声をあげた今大会。2013年の開催のあと、3年の時を経て、今年再び「パナソニックオープン」として、再始動されることが決まって、いっそう気合いが入るのが池田勇太だ。

「ここでもう一度、勝ちたい」。とはいえ、歴代覇者ではない。しかし復活の今年、新しい会場として選ばれたここ、千葉県の千葉カントリークラブへの思い入れなら、人一倍だ。

一昨年の日本オープンの会場が、ここ梅郷だった。しかし当時、優勝インタビューでも話していたが、日本一のタイトルには正直、あまり興味はなかった。専属キャディの福田央さんに、「日本オープンに勝って欲しい」と請われてそういうものなのか・・・と思いつつ、無二の相棒の悲願を叶える気にはなっても、よく言われるタイトルの重みもさほど感じることなく、頂点に立った。

その意味が、やっと分かるようになったのは、タイトル獲りからしばらく経ってからった。「勝つ前は、分からなくても、勝って初めて分かることもある」と実感させられた、周囲の反応。
何より「世間の目が違った」。誰もが一目置くナショナルオープンのタイトル。でも、それももう、2年前の話。

「みんな忘れてると思うし」と、花粉症対策のサングラスの奥の目が光った。2年前の日本オープンは10月の開催で、4月のこの時期とはまたコンディションが全然、違っている。
「風向きによって、コースの顔は変わるし、秋の風と春の風なら、春のほうがやりやすいし、今回もまた、素晴らしい仕上がりにしてもらってる」。思い出のコースは、千葉市内の自宅から、高速を使っても、下道を使っても1時間半もかかるし、渋滞すれば2時間半は当たり前。
「あまり地元という感じはないけど、やっぱり地元だから」と、愛する千葉で、2年ぶりの勝利を狙う。

「せっかくこの時期に、得意なコースでもう一度、大会を再開していただいたのですから。勝ちにこだわって、頑張りたいと思います」。日本オープン覇者の実力を、再びこの地でとどろかす。

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