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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2016

金子敬一が今季初の予選突破にむけて好位置

思い出の福島で、良いきっかけを掴めるといい。初日を66で回ってきた金子。昨年のこのダンロップ・スリクソン福島オープンでは、39歳にしてツアーデビュー戦を飾った。
「一度経験していたコースだったので。今日は気持ちよく回れたと思います」。

昨季はチャレンジトーナメントで賞金ランク4位に入って、今季前半期の出場資格を得たものの、初戦からこれまで10戦全敗だ。

今年は自身初の本格参戦。「ツアーのセッティングや会場の雰囲気には、慣れも必要」と、痛感している間にシーズンも早や、中盤戦に差し掛かってきた。
「練習しないと不安で、がむしゃらにやり過ぎたのもある」と、これまで息つく間もなかった。
「毎週、修行で滝に打たれている感じで」と結局、一度も予選通過を果たせないまま、いよいよ翌週には出場優先順位の組み替えを控えてやっと、見覚えのあるコースに来て、ひと心地ついた気分だ。

「良いイメージが戻ってきたと思う。今日は雨というのも良かった」と、昨季はチャレンジトーナメントで2勝とも、この日初日と良く似た天候の中で、なおさら力を発揮することが出来た。
「ここからなんとか弾みをつけたい」。
一家総出で応援に駆けつけてくれた家族の前で、久しぶりに良いところを見せたいお父さんだ。

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