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フジサンケイクラシック 2016

丸山大輔が復調の兆し

今年はマンデートーナメントから這い上がってきた歴代覇者が、2位タイにつけた。最終日は宮本と、額賀の飛ばし屋2人に挟まれ、何ヤードも置いて行かれながらも踏ん張った。

距離の短い14番パー4で、額賀が2番アイアンでグリーンに乗せた。「恥をしのんで、僕はドライバーを握った」。
ギャラリーには身振りで、そんな額賀のほうが異常なんだとアピールすることも忘れず「作戦成功」。
自身もワンオンバーディで、45歳の面目を保った。

米ツアーに参戦した2006年から数えて9年ぶりのシード落ちを喫した昨年。「来年の出場権を取り戻す」と奮闘中の最中に、次のANAオープンの出場権が得られるトップ5入りは、再び心に火をつけ直すにも十分だ。

2日目から「記憶にないくらいに久しぶり」に、バッグに入れたピンタイプのパターで、ここ最近、自信を失っていたグリーン上にも、光明が見えてきた。
「久しぶりに良いプレーが出来たから。ここ2年くらい本当に苦しかったので、それが何より」。
2005年に富士桜を制したツアー3勝のベテランが順位以上の手応えを頼りに、復活の道を懸命に模索していく。

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