近頃ベテランから、笑顔がこぼれる日が増えた。先週の三井住友VISA太平洋マスターズは8位タイ。「最後にトップ10に入っていることが大事」と、自らも復調の兆しをありありと感じて、引き続き好調だ。

「自分なりにやるべきことを1打1打、一喜一憂しながらやりつつも、結果が出てきている」。
この日も、ショットにひどい乱れを感じないでやり通せた。
14番は8メートル。15番では6メートルと、距離のある連続バーディでグリーン上でも魅せた。

今週は、ついに長年の夢もかなって、ますます笑顔も深まる。
毎年、今大会はボジョレーヌーボーの解禁日と日程が重なり、チームの面々と宮崎でのティスティングを楽しみにしているほどのワイン通（?!）は、「いつか、自分のオリジナルワインを出したい」。
このほど本坊酒造（本社鹿児島）さんのサポートを受けて、ついに発売にこぎつけた。

自ら山梨県のワイナリーに通って吟味に吟味を重ねた芳醇な“赤”は、「Hiroyuki Fujita Special Selrect Vin Rouge」。ラベルには、自身の特徴的なスイングのフィニッシュ姿が象徴的に描かれている。400本限定の、まさにレアもの。

今月の25日に、自身のオフィシャルウェブサイトで、販売を開始する。
その前宣伝のこの日の単独4位浮上。
「美味しいですよ」と、ソムリエ気取りで太鼓判。
マイワインで、次のツアー通算19勝目を祝うのが、次の目標だ。

• 藤田 寛之