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RIZAP KBCオーガスタ 2016

夏休みも大忙し! 岩本高志が引き続き好調

両肘のテーピングはそのままだが、その後の好調ぶりもそのままだ。約ひと月前の、「ダンロップ・スリクソン福島オープン」で、自己最高の単独2位につけた岩本。

あれから久しぶりのツアーは、練習日からクラクラした。
残暑の芥屋は、「本当に暑くて。月曜日は吐きそうでした」。
この“夏休み”は、子どもたちを大阪のユニバーサルスタジオに、連れて行ったり、「ぐうたらな生活をしていたので」。

さも、手抜きをしていたかのように、本人は笑ったが実はこのオフは、働きづめだった。
福島での活躍のあと、所属先の練習場「K's GOLF LOUNGE」に、レッスンの依頼が殺到した。

「初めて、フルレッスンというものをやった」と、朝は11時から1回につき50分の教室を、10セット続けるという離れ業をやってのけた。1時間のお昼休みを挟んだだけで、終了したのは夜も10時を回っていたという。
「最後は自分でも、何を言ってるんだか分からなくなった。死にそうでした」と嬉しい悲鳴も、ツアーでの大躍進があってこそ。
「有り難い。嬉しい忙しさ」と、その勢いのまま初日は67で回ってきた。
スタートの1番で、フェアウェイから1.5メートルにつけて波に乗った。15番では引っかけたという2打目が、キックしてグリーンのエッジまで戻ってくるという「ラッキー」にも恵まれた。
「パーでいいという、エッジから4メートルのパットが入ってくれた」と、この日5つめのバーディで2試合続けて好スタートに成功した。

福島でも気がかりだった持病の肘痛は、相変わらず。「今は特に右が痛い」と今年は特に深い芥屋のラフも、恐る恐る。この日は午前スタートで助かったが、2日目は午後からのラウンドにも「明日は、もっと暑い中でと思うと、恐ろしい」と、満身創痍のベテランの口からは、とても威勢の良い言葉は出てこないが、現在賞金ランク66位は、ここからが踏ん張りどころだ。
「欲張らずに明日も、しっかりとフェアウェイにおいて、チャンスを作って行きたい」。流れる汗をぬぐって、気合いを入れ直した。

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