Tournament article

JGTO Novil FINAL 2015

金子 敬一にとって転機の1年“予選会からの優勝、そしてレギュラーツアーへ”

アテストを終えた金子 敬一は清々しく、達成感に満ち溢れていた。
チャレンジトーナメント最終戦を終え、賞金ランキング4位の成績で来年のレギュラーツアー前半戦出場優先権を得た。

昨年金子は、サードQTで涙を飲み、「パターの打ち方を考え過ぎてしまった。」と反省。長年使用していた長尺パターを短いパターに変えた。「これで駄目ならゴルフを諦める」と言うほどの大きな決断だった。この決断が金子に転機をもたらす。6月に開催された「HEIWA・PGM Challenge II in 霞ヶ浦 〜 Road to CHAMPIONSHIP 2015」の予選会を突破し、本戦に出場。プレーオフの末、見事チャレンジトーナメント初優勝を飾ったのだ。初のレギュラーツアーにも出場し、予選通過も経験した。快進撃は止まらず、8月行われた、「PGA・JGTOチャレンジカップin 房総」でも好調なショットとパターで早々に2勝目を挙げた。
「ラッキーでした。まさか勝てるとは思いませんでした。」と本人控えめのコメントだったが、「グリーン上で落ち着くようになりました。」とパターを変えた事に手ごたえを掴んだ様子だった。

来年は40歳でのレギュラーツアー挑戦となる金子。
「まったく未知の世界です(笑) オフで壊れない体を作って、今まで以上にゴルフに磨きをかけたいです。心してやろうと思います。」と意気込みを語った。

関連記事