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Novil Cup 2015

朴 一丸(パク イルファン)が3日間首位を譲らず完全優勝で『Novil Cup』を制す

写真左から大会実行委員長(ノヴィル株式会社代表取締役社長)久岡征司様、朴 一丸、JGTO海老沢勝二会長
「私にとってはプロデビューしてから、これがはじめての優勝。本当に嬉しい。」開口一番テレビの優勝者インタビューでこう嬉しさを表現した朴。

「今週は自分のゴルフを目指したけれど、この4ヶ月間試合から遠ざかっていたので、少し不安もあった。でも今週はゴルフが出来ることを本当に楽しんでいた。」と3日間エンジョイプレーを心がけたプレーぶりを振り返った。

終わってみれば3日間、一度も首位を譲らない完全優勝での逃げ切りだった。

デッドヒートを繰り広げた矢野については「矢野さんはとても上手い選手。その矢野さんと争って勝てたのは本当にラッキー。」と喜んだ。それでもプレー中は冷静に戦況を見ていた朴。

一進一退の展開のままハーフターンした矢野と朴。ともに14アンダーで並んで迎えた15番ホール。朴はパーとするのに対し、矢野はボギーとし一歩後退。それを見た朴は続く16番「ここが今日のポイントだった。絶対この16番ではバーディを獲ると思い、そのことしか考えていなかった。」と振り返るように、ドライバーで打ったティショットはフェアウェーを捉え、残り210ヤードのセカンドを3番アイアンでピン15ヤードにつけると2パットで見事にバーディを奪った。このホール矢野もバーディを取るものの2人の差は1打差のまま。難しいあがりの2ホールを残すのみとなった。

この時点で朴は「ここではじめて勝てるかもしれないと思った。」残る2ホールについては「17番は長いショートだし、18番はピンポジションも難しいホール。そう簡単にはバーディは取れないだろう。」と状況を冷静に分析していた。

結果、両者この残り2ホールをともにパーで終え、1打差を守りきった朴は見事『Novil Cup』の優勝を勝ち取る結果となった。

次の試合はツアー開幕戦の『東建ホームメイトカップ』に出場する予定。「まずは予選落ちしないようにしたい。」と控えめに語る朴 一丸(パク イルファン)。これからの活躍が期待される。

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