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倉本会長の今日の定例会見

「ジョーダンスピースも顔負けです!」この日はパットを面白いように決めて、5連続バーディを奪った谷口。
大会初日は、ベテランの谷口徹も主催者の術中にまんまとはまった。公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長が、初日のピン位置に関して「大盤振る舞いをした」と言った。
それを踏まえて谷口は、「僕には易しすぎたたから。結果が出なかったかな」と、ちょっぴり強がり。「・・・易しいのなら、言っといてくれないと。昨日のうちに、もっとスコアを出しとかないといけなかった」とこちらは本音の地団駄も、この日はその鬱憤を全部はき出した。

1番でイーグル発進。さらに5番から怒濤の5連続バーディには、かのマスターズ覇者の名前を出して「ジョーダン・スピースも顔負けですわ」。
その分、この日2日目は主催者の意図を存分に汲み、面白いようにパットを決めた谷口だが、いよいよ決勝ラウンドは、「特に明日の3日目は、雨模様に4日間で一番厳しい位置にピンを切りたい」と倉本会長。
「そのため今日、上位につけた選手たちも、下から追い上げられて、馬群に沈むかもしれない」と、まさにムービングデーは、上位陣ががらりと入れ替わる可能性を示唆した。

ただ、予選2日間が終了して首位は通算10アンダー。そして予選カットラインは通算1アンダーとなったことは、倉本会長にはやや想定外だったようで、「首位は12アンダーくらい、またカットラインは2オーバーくらいを想定していたのですが」。やや目算が違ったのは初日の午前にスタートした選手たちが、この日は伸び悩んだことが、原因のひとつにあげられるだろう。

そして大会として残念だったのは、ホストプロの池田勇太や藤田寛之ら、「名のあるプロたちが予選落ちしてしまったこと」。ビッグネームが軒並み姿を消したことは、主催者としては非常に痛い。
また、ジャンボがエージシュートを逃したことも残念だ。「8番でのボギーがなければジャンボさんには自身2回目のエージシュート。日本プロとしては初のエージシュートだったのですが」。実現すれば、いっそう大会は盛り上がったはずだが・・・。

しかし一方で、中嶋常幸や尾崎直道、室田淳らレジェンドたちが、平然と決勝ラウンドに進んだことは、「予選通過をするだけに技量があるということ」と、シニア仲間でもある倉本会長にとっても、誇らしい限りだ。まして、室田は通算4アンダーの24位タイにつけており、V争いの圏内で踏ん張っていることも明るい材料である。PGAが主管するシニアツアーの底地からを見せつける予選2日間となった。
さて、いよいよ3日目には、ファン投票で決まった16番パー3のピン位置もお披露目される。今年のプロ日本一決定戦も、話題満載の週末となりそうだ。

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