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HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 2015

マンデー組! 野上貴夫が3位タイに

今季ツアー2戦目の出場権を獲得した。5日月曜日に行われた予選会「マンデートーナメント」から、「ずっとボギーを打ってない」。ここ石岡ゴルフ倶楽部は、2006年まで開催されていた「アコムインターナショナル」で、2003年に自身のベストスコアの63を出した、相性の良いコースで、確信している。

「やはりゴルフはパットです」。

2005年の「ウッドワンオープン広島」でツアー1勝を飾ったが、2009年にシード落ちを喫してからは、鳴かず飛ばずで「ここ5年くらい賞金を稼いでいない」。地元福岡は北九州を拠点にレッスン業で食いつなぎ、所属先の援助を受けながら、懸命に模索を続ける復活への道。それをずっと阻んできたのが、グリーン上だった。

「ひどくなると、30センチのパットも嫌で。返しのなんでもないのが思い通りに打てない。ありえないような距離を外して、その残像が目に焼き付いてしまう」。
パットの不振がショットの不安をも引き起こして「悪循環に陥っていた」。
パターの重さを替え、長さを替え、形状を替え、ここ数年で貼り付けた鉛を計れば「1キロ以上になると思う」と、試行錯誤の日々を振り返って、苦笑した。

「プロの生命線はやっぱりパット」。今週はシード時代に、特別に作ってもらったスコッティキャメロンを持ってきた。「一番稼いだ時期に使っていたもの」。前半は2番で、今までもっとも忌み嫌ってきた1メートルの入れ頃が「キレイに決まった」。久しぶりに、ストレスとも無縁でプレーが出来た。
「1回入り出すと自信になって、ショットも曲がらなかった」と改めて、すべての原因はグリーン上にあったと確信出来た。

強風が吹いた初日に、3アンダーで回って「これだけ難しい中で、良いスタートが切れてほっとしている」。不振脱却の糸口を掴んで「明日以降もドキドキするとは思うけど、良いパットを決めて上位に行きたい」と、思いは切実だ。

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