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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2015

17番でチップインイーグル! 選手会長が集大成の年の瀬に大会初制覇を睨む

3期目の選手会長から、特大のガッツポーズが飛び出した。17番は535ヤードのパー5。ピンまで40ヤードのアプローチは、「キャリーするところも受けてるし、そんなに球を上げられるような感じでもなかったので、35ヤードくらいキャリーさせて、フックなので、カップの向こう側に転がっていけば上りのラインが打てる」と池田勇太。勝負師が緻密な計算の末に振り抜いた3打目は、一瞬にしてカップに消えた。

「良かった、凄く良かった。イメージ通りに打てた」と、この日は7番のチップインバーディに続いて、今度は劇的なチップインイーグルに、我知らず両の拳を振り上げていた。

今季は20代最後の年に、「集大成の年にする」と決めてかって出た3期目の選手会長職も、いよいよ佳境を迎えている。
「選手会長として、最多勝利で賞金王」との夢は破れても、最後まで頂点を睨み続ける気持ちに変わりはない。

首位とは1打差の4位タイで大会を折り返して、「また明日も楽しめる位置。明日もどれだけ我慢できるかというところ」。集大成の年の瀬にこそ粘って、気張って、大会初制覇で激動のこの3年を締めくくる。

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