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ダンロップフェニックストーナメント 2015

賞金ランク2位の池田勇太は「自分が頑張るだけ」

初日から、全体のスコアが伸び悩んだので、初日のスタートとしては、「悪くない」。首位との差も3つは、悲観する差でもない。
「それはラッキーだった。でも、自分ももっと伸ばせた」と、前半は17番と18番で、立て続けに絶好のバーディパットを外すなど、惜しいチャンスがたくさんあった。

それと、何より「上がりが良くないのが納得いかない」。翌日にも響きかねない終盤ホールで、この日初めてのボギーには憮然とした表情も隠さず、自身への怒りを漂わせてあがってきた。

賞金レースで独走中の金庚泰 (キムキョンテ)。池田を含めて下位の選手たちの結果にもよるが今週、もし単独3位内を許すようなことがあれば、今週で庚泰 (キョンテ)の2度目の賞金王が決まってしまう。

「それをさせないように、自分が頑張るだけ」と言われるまでもなく、今週もただ、勝ちに来た。池田が敬愛してやまないジャンボ尾崎は1996年に、ここで前人未踏の3連覇を達成した。この日は、残念ながら16番ホールを終えたところで途中棄権。右の肋骨を骨折しているそうで、無類のジャンボフリークにはその症状も気になりながらも、少しでもその背中に追いつきたい気持ちで一杯。

それだけに「この大会は、何度でも勝ちたい」と、2010年の初制覇から、5年を過ぎたいまこそ「今年は、っていう気持ちで来ていますから」。思い入れの大会2勝目で、庚泰 (キョンテ)の勢いを止めてみせる。

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