Tournament article

トップ杯東海クラシック 2015

池田勇太は「勝たなきゃ意味がない」

三好で自身3度目の最終日最終組も、選手会長の3度目の正直はならなかった。2番のパー5では52度のウェッジで89ヤードの3打目を、バックスピンでカップイン。
劇的イーグルで、一度は勝機を引き寄せたと思った。
「・・・6番まではね」と、ぽつりと吐いた一言に、悔しさがにじむ。
デビュー年の08年と、09年とも首位タイで18番を迎えながら、いずれも最終ホールで池に入れて負けている。それを教訓に「三好では我慢が大事」と、後半からじっと耐えても、「結果がこれじゃあ意味がない」。

懸命にずっとパーでこらえてきた最終ホールでボギーを打って、ついに池田の堪忍袋の緒が切れた。「勝たなきゃ意味がないんだよ!!」と、語気を強めて自らに吐き捨てた。三好にまたひとつ大きな遺恨を残した。

関連記事