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日本オープンゴルフ選手権競技 2015

アダム・スコットは7位タイで決勝ラウンド進出だ

トレードマークの長尺パターを、持ち出そうにも今週は自宅に置いてきた。先週から使い始めた35インチので、耐えしのいでいくしかない。

この日は、さらにシビアなピン位置に、前半はパットがことごとく入らない。
14番は581ヤードのパー5で、左の山裾から迷わずグリーンを狙い、手前4メートルのイーグルトライも入らない。

「ラインの読みが、まだ甘いので、読み方が合ってくるまで、我慢強くアジャストしていくしかない」。

最初の9ホールはじりじりとしたプレーが続いた。
グリーン上がいまひとつ冴えない分、ショットで魅せた。
後半の5番は高い球で、ピンそばのOKバーディ。366ヤードの8番パー4は、その時点で、池田との差は5つあり、「バーディを決めなければいけないと思った。良いショットを打てれば、あるいはイーグルもある」と、攻めて豪快にワンオン狙い。左のグリーンサイドのカラーをとらえて、楽々バーディを奪った。
後半3つのバーディで首位とは7打差で、決勝ラウンドに臨む。

「池田選手は彼自身も連覇をしたいと思っているはず。追いかけるのが難しい選手になる」と、V候補をもにらみつつ「まだ36ホールあるので大丈夫。明日はその差を縮めていくことだけを考える」。ファンにも楽しみな週末になる。

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