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片山晋呉が若手に示す66

地元茨城が生んだヒーローが、この日4アンダーで回ってきた。「今日は簡単でしょう? 簡単に感じた」と得意げに「ボギーもゼロだし!」。これぞ、5度の賞金王というプレー。未来のプロゴルファーにも見せつけた。

最終日に、片山と回る貴重な機会を得たのは、東北福祉大4年生の佐藤大平さん。

アジアと日本ツアーの共同主管で行われた今大会は、アジア各国のトップアマにも出場の機会を与えて、プロのツアーを経験するまたとない場となっている。

今年は14人のアマチュアが挑戦した中で、4人が予選通過。2日目が終わった時点で、佐藤さんはその“最上位”につけていた。
しかし、決勝ラウンドに入って、豪州のルーカス・ハーバートに抜かれて、「ローアマは狙っていたので。残念ですが、それ以上に今日の経験は僕にとって非常に大事なものでした」と、佐藤さんは振り返る。

難コースを「簡単」と言ってのけた片山。卓越した熟練の技。周到なコースマネジメント。「すべてにおいて、勉強になることばかりで」。ラウンドの合間に気さくに声をかけてくれる片山には、日頃のトレーニング方法なども、聞くことが出来た。

和やかな雰囲気の中にも、ピリッとした空気。コースに出ていった時には、同スコアでも、終わってみれば大差がついていた。
「プロとの差を思い知らされました」と、畏れ入った佐藤さん。

3週後に、ツアーの出場優先順位をかけた予選会QTのセカンドステージを控えているそうで、前日の3日目には小平智と回り、来季予定のプロ転向に向けてこれまた得るものが多かった。

「自分はまだまだなんだ、と。頑張らなくちゃいけません」。
アジアNO.1を決める一戦は、未来のプロゴルファーにとっても、充実の4日間となった。

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