Tournament article

マイナビABCチャンピオンシップ 2014

ひとまず来季前半期の出場権は獲得! 宮里聖志は今季5試合目のツアーで

本人は、「つるやオープン(4月)以来のツアー」と言ったが、実際は7月の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」以来です。
昨年はシード落ちを喫して、ファイナルQTでも失敗をした宮里には記憶は曖昧でもこれが、今季5試合目のツアーは確かに、「久しぶり」には違いない。

「久々に楽しかった」と、そこにスコアも伴えば、なおさら楽しい。「今日は、アイアンの距離感が良かった」と言ったとおりに、13番ではフェアウェイから130ヤードの2打目を9番アイアンで、40センチにくっつけたし、5番では130ヤードをやっぱり9番アイアンで80センチにぴたりと、ABCゴルフ俱楽部の高速グリーンも「嫌いじゃない」。バーディチャンスを余さず奪って、1打差の7位タイと好発進した。

今季は、主戦場のチャレンジトーナメントで1勝(HEIWA・PGM Challenge II 〜 Road to CHAMPIONSHIP)を上げて、賞金ランクは5位で、ひとまず来季前半戦の出場権もがっちり確保。
伸び伸びとしたラウンドは、同組の16歳にも刺激を受けた。

札幌光星高校2年生の片岡尚之さんは、「失敗を恐れずに、ピンに向かって打っていく」。同じ頃の自分にその姿を重ねて「俺もあのくらい、がむしゃらに打っていた」。

経験を重ねた今は、「守るところは守る」と、とても真似は出来ない。「今の俺が高校生みたいなゴルフをしたら、80打つかも」と苦笑したが、若い力にも触発されて「今日は自分も気持ちよくゴルフができた」。
少しでも早いシード復活のためにも、この勢いを止めたくない。

関連記事