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いまもっとも、孔明が怯える相手は

目下、賞金ランクは2位につける孔明にとって、同1位の藤田は「言っちゃなんですけど、目の上のたんこぶ」。

かねてより、悲願の賞金王獲りを公言している孔明にとっては、いま誰よりも「な〜んか気になる」。そんな相手だ。
「おとなしくしといてくれ〜、と。そう思ってもあの人はいつもすーっと伸ばしてくるからですね」と顔をしかめて、ましてこの日の孔明は、序盤から伸び悩んでいたから、忍び寄る影に「これはやばい」と泡を食った。

「ちょうどリーダーボードで藤田さんが5アンダーにしていたから、これはまずいと緊張感」。その途端に5番ホールで3パットのボギーを打って、苦笑い。
この日の最終組は、孔明も矢野も、李尚熹 (イサンヒ)も「なんだかみんなバラバラのゴルフで」。
あっちこっちと忙しかったせいか、“早打ち孔明”は「あまりそんなこと、僕は言われたことなかったけれど。今日は“急いで下さい”と」。競技委員の警告が入って、7番では駆け足でティーインググラウンドに上がって、「足がつりそうになった」と、散々な3日目も最後は奥から下り4メートルのバーディ締めで、最終日を前に2位と3打差をつけて、“逃げの孔明”の体勢も整った。

ここからシーズン終盤まで「攻めて行く」と誓ったばかりだ。「明日も、差があると思うと、守ってしまうと思うので、差はないと思ってやります」。最終日こそ“攻めの孔明”を貫いて、再び賞金1位に返り咲く。

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