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アールズエバーラスティングKBCオーガスタ 2014

野仲茂は「なぜか芥屋に来ると」

昨年はシャンク。今年はダブり球。どんなに不振にあえいでいても、なぜかここにくれば、良いゴルフができる。
昨年もいきなり3位タイに入った。
そして今年も最終日を前に、首位と1打差の単独2位につけた。
「どうしてなんでしょうか・・・僕が知りたい」と43歳は、毎年のようにここ芥屋で繰り返される現象に、戸惑いを隠さない。

もともとアイアンショットが苦手で、そのために神経質になりすぎるせいか、ここに来るまでは、どうやっても2打目以降がピンに寄せきれずに、「2パットでやっと、というゴルフ」。

それが、ここに来るといきなり「なぜかピンに寄っていく。・・・おかしいですよね」と、本気で首をかしげる。「芥屋に来ると、急によくなる。なぜかピンに向いて打って行ける」と、昨年もこの大会から弾みをつけて、シード権の確保にも成功したから、「今年もここから良いきっかけになるといいな」と、祈るように言った。

2010年の関西オープン以来となるツアー2勝目のチャンスも、「優勝経験がほとんどないから」と、1打差で追いかける立場も、好材料に「良かった、今晩は寝られる。トップなら、寝れないところだったけど」。この日3日目は野仲も早朝から前日2日目の残り2ホールを消化するために、3時半起きだっただけに、それも幸いした。
「トップに立っちゃったら絶対に追いつかれるけど、追う方なので。じっくり様子を見ながらやります」と、明日はプレッシャーもなくやれそうだ。

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