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東建ホームメイトカップ 2014

昨年のチャレンジ2位! 竹谷佳孝(たけやよしたか)がV争いに挑む

34歳のチャレンジャーが、優勝争いに加わった。折り返して10番でこの日、6つめのバーディを奪い、一時は首位タイにつけた。しかし次の11番で、フェアウェイからの2打目を左曲げてボギー。さらに12番で、「前のホールのミスを引きずった」と、ティショットを右にOB。ダブルボギーを打って、ずるずると後退したが、このまま終わらないのが「今までの自分と違うところ」。

いつもなら、焦って、落ち着きを失って、「自ら流れを断ち切っていた」。それこそが、なかなか結果を残せなかった一因だ。
「でも今日は、OBでもくじけなかった」。

シード権はまだないが、予選会の資格でツアーに出場した際には、先輩プロによく言われた。「竹谷はいつも通りにやればいいのに」。
地元・山口県の宇部鴻城高2年時に、腰を痛めて野球からゴルフに転身。小倉にあるゴルフ専門学校に進み、基礎から学んでいるだけに自信を持ってやればいいものを、「いつも大事なときに、自分を見失ってきた」という。
「技術があっても、気持ちがなければダメということ」と、分かっていても、なかなか結果に結びつけることが出来なかった。

デビュー直後の度重なるケガにも泣かされ、昨年はチャレンジトーナメントで賞金ランク2位につけて、今季前半戦の出場権を確保するまでに、いろいろと遠回りもしてきたが、「その蓄積は確かに、身になっていると思います」。

いよいよ開幕初日の前日は「いろいろと考えてしまって、力が入っていた」と、反省しきりの初日に出遅れた分を、しっかりと取り返すこの日の65。
「今日はミスをしても、寄せてパーを取ったり、泥臭いゴルフができたと思う」と、最後の18番は3メートルの上がりは連続バーディで、再び盛り返してきた。
首位と3打差で迎える決勝ラウンド。「内容はどうでも、良いスコアで上がってきた者が勝ち。そのとき自分が出来る精一杯をやりきる」と、力をこめた。

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