降雨などのため、前日29日の第2ラウンドを残した67人が、早朝7時から競技を再開した。

42歳の竹谷佳孝（たけや・よしたか）は、後半の10番から再スタートして、8メートルを沈めた16番など再開後のバーディは3つ。

そのほかは、とにかく耐えてしのいで、13番のパー3以外をのぞいて全部1パットパー。

前日の前半9ホールと合わせて「22」パットを記録して、4アンダーの「66」。

通算8アンダーで優勝争いに加わってきた。

地元山口県の宇部鴻城高・野球部に痛めた腰、プロ転向後は首、手首、ヒジ…と、今も延々ケガとの格闘は続く。

この日は7時の競技再開にむけて、3時半に起床。まずバスタブに熱いお湯をため、10分つかり、ストレッチと軽いトレーニング。

 遠征先には低周波、超音波と患部に直接働きかけるマッサージガンなど4つの治療器を持ち歩き、症状によって使い分けている。

今朝も宿で入念に体の準備を整えてから、コースには1時間半前に来た。

「今日は10番ティからだったので、僕はクラブハウスからすぐそこでしたけど、中の遠いホールの人たちは早く練習して行かないとダメでしょう。早く行きすぎたら練習場が混んじゃう」と、いつものように他者への配慮を忘れず「今日は1日長いから。それくらい余裕を持ってやらなくちゃ」と、焦らずのんびりと上昇。

「今は若い良い選手がいっぱい出てきて、飛ぶし、セカンドショットのアドバンテージがあるけど、ここなら僕もなんとか戦える。こういうところで頑張らないと」。

2015年大会で8位に入った。

ベテランは、技と経験が要る難コースをむしろ味方につける。

9時頃に第2ラウンドを終えて、15時頃までにはまた第3ラウンドに出られる見込みだが「それまで何しよう。いったんホテルに帰る？　それもいいかもしれない。今日はエコ清掃にしてもらったから今からでも部屋に入れる。ずっとコースにいるより帰って、気分を変えたほうがいいかもしれない」。

夕方近くのスタートに向けて、くるくると頭を働かせた。

■CBCテレビ

14時～15時54分

 ■ゴルフネットワーク

8時～12時（1番ホール生中継）

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13：30～最終組ホールアウト（13、17番ホール生中継）

 ※予定

• 竹谷 佳孝