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コカ・コーラ東海クラシック 2013

片山の弟子、冨山聡が2位浮上【インタビュー動画】

片山晋呉が三好で64の大爆発をした大会3日目。弟子も負けじと踏ん張った。オフは毎年、片山の宮崎合宿に参加して、賞金王のエキスを吸収する冨山が、最終日を前に2打差の2位タイに浮上した。

この日の朝も、スタート前に、片山に駆け寄った。「ここのバンカーでは、僕はスピンがきかないんですけど」。
「俺もきかないよ」と、こともなげに言われて「自分だけじゃないんだ。片山さんでさえそうなんだ」と、安心して出ていった。
賞金王の一言は、いちいち大きな薬になる。

その片山が、この日は思いもつかないビッグスコアで上がってきて「晋呉さんだけ、違うコースを回ってきたみたい」と、度肝を抜きながらも、自らも難コースで踏ん張った。

三好でこの日はボギーが一つだけ。69の3アンダーは、「ティショットが大きく曲がっていないことが、今回は大きなアドバンテージなっています」。危なげないゴルフで、今年は9月の「VanaH杯KBCオーガスタ」に続く、自身2度目の最終日最終組に加わった。

前回の芥屋では首位タイで出ながら「14番から崩れた。そこですね」と、悲願のツアー初Vへの課題も見えた。「プレッシャーがかかったところで、どう切り抜けるか」。
最終日は、冨山とは2打差で控える片山の存在も大いに気がかりだが、実際にコースに出れば「きっと気にしている余裕はないと思うので。必死になって頑張るだけです」。夢中で、歩く。

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