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コカ・コーラ東海クラシック 2013

中国の呉阿順(ごあじゅん)が2位タイ浮上【インタビュー動画】

最後の9番は、薄氷のパーセーブだった。2打目をグリーンの奥の崖下に落とした。面が見えない20ヤードほどのアプローチはマウンドの真上に立ったピンも、逆方向に思い切り行きすぎて、パーパットは10メートルも残した。「のぼって、下って・・・。凄く難しいライン。本当にドキドキしながら打ちました」と通算3アンダーは、どうにか2位タイに踏みとどまった。

来週は、呉が日本ツアーに新たな歴史を刻んだ思い出の大会である。昨年の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙 」は、3日目に雷雨のため競技が中止となり、54ホールの短縮競技となった最終日もまた競技中断を挟んで、池田勇太とのプレーオフ4ホールは、すっかりと陽も落ちて、暗闇の中で日本ツアー史上初の中国人チャンピオンに輝いた。

大波乱の末にもぎ取った勝利はまた格別で、「今年もちょうど、来週にむけて調子が上がってきたころ」。連覇にむけて、その前に難攻不落の三好で弾みのつくV争いだ。

「いや、このコースは本当に難しいから。明日も、何か楽しいことを考えながら回ります。今日は何を食べようかな。寿司にしようかな・・・とかね」。
関係者に、名古屋名物の新情報もゲット。「うなぎ・・・。ひつまぶしって言うんですか? いいですね、美味しそう。さっそくトライしてみましょう」と厳しい戦いだからこそ、ささやかな楽しみで心をいやして、せめて上機嫌で週末を迎える。

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