日本オープンゴルフ選手権競技 2013

薗田峻輔は「初日にしては完璧です」

ゴルファー日本一決定戦は、いよいよ初日を迎えて、序盤は「丁寧に行きすぎた」。5年シードの日本タイトルは、「メジャーということで、守ってしまったというか」と、まだスコアも真っ白な第1ラウンドからそれでは、つまらない。

「途中から、気持ちを切り替えました」と、たちまち4番で連続バーディが来た。7月のセガサミーカップでツアー通算2勝目をあげたあとは、ショットもパットも、「思ったよりも、左を向く傾向があった。たとえばパットも、スライスラインに対して左を向いちゃっていて。自分でも分かっているのに、右を向くのが怖かった」。

ずっとモジモジが続いていたが、2週前のコカ・コーラ東海クラシックで「勇気を出した」。思い切って右を向いて構えるようにしたら「段々、方向が合ってきた」と、がぜん調子も上向きに。
先週は、ホストプロとして臨んだ「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」で、史上稀に見るバーディ合戦もブレーキをかけずに、最終日は66を出して、5位タイにつけたことも弾みに。

「バーディを量産して、上に行けたことで、さらに自信になった」と、初のメジャー制覇を睨んでやってきた。
初出場の2010年は8位タイ。あれから4年連続の出場を果たしているが、いつ来ても「日本オープンは雰囲気も違うし、特別な試合なので。初日にしては完璧なゴルフが出来た」と、好発進にますます勢い付いて、24歳も堂々と頂上を目指して歩いていく。

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