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とおとうみ浜松オープン 2012

小田龍一が、今季2度目のホールインワン

2012年のホールインワン第一号を記録した小田が開幕戦の初日に続く、今季2度目の快挙達成だ。奥さんの優子さんの験担ぎが効いた。この日のウェアは上から下まであの日と同じ。

「先週の日本プロは予選落ちをして、もう一度初心に返ろう、と。同じウェアで行くことにしたんです」。
丹精込めて優子さんがアイロンがけをしたウェア。それがみごとにハマるとは。

4連続バーディのあとの7番パー3。
8番アイアンで打ったティショットはほぼダイレクトにカップインした。
「それは嬉しかったのですが」。

その後のラウンドがいただけない。一時は首位につけて「意識したのか、びびったのか」。
この日初日はアンダーパーが117人も出たバーディ合戦で、よりによって守りに入って失速した。

「ホールインワンはしたけど、あとが残念。いつものことですが、自信が持てない」と、弱気なコメントに終始した。
開幕直前に、8つも年下ながら師匠と慕う池田勇太の特訓を受けて、開幕3戦は好調だった。
しかしどちらかといえば、もともと浮き沈みの激しいタイプは、いまは再び谷の底に近い方にいる。
「今週から、またいちからという気持ちで」。
優子さんは、冗談交じりに「毎日、今日のウェアを着てもらおうかな」。
毎日、18ホールをついて歩く妻の献身に報いるためにも今季2度目の奇跡を弾みに、再び上昇ムードといきたい。

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