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とおとうみ浜松オープン 2012

5位タイ浮上の篠崎紀夫は「うかうかしていられない」

教え子の前で、健闘した。42歳の篠崎が若手に負けじとバーディ合戦に加わった。67で回って5位タイに浮上した。
16番から連続ボギーを打ったが最後の18番はバーディ締めに、「さすが!」と、声をかけてくれたのは、この日同じ組で回った池田勇太。

千葉県の北谷津ゴルフガーデンで開くジュニア教室で、小学生の池田を教えたのが篠崎だ。
今も「篠プロ」と慕う教え子の前で、復活の糸口を見つけた。

2007年のANAオープンで悲願のツアー初優勝を飾りながら、ひどい背中痛を煩い昨年はシード落ち。
昨年のファイナルQTランクは4位からの出直しも、「若い子たちに押されて」。
出遅れ気味だが「うかうかしてはいられない」。
出場権を確保した今季前半戦で目星をつけなければ、後半戦の出番はない。

「僕の場合は、まずはそこから」。
完治とはいえない背中の痛みも、好スコアが何よりの良薬。「明日も踏ん張りますよ」。ベテランが気を張った。

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