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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2012

上平栄道(うえひらまさみち)は思い出の東広野で

今季、赤丸急上昇の34歳が、今週も優勝争いに加わった。飛躍のきっかけは、6月。「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」で藤本佳則と、川村昌弘。2人のフレッシュなルーキーに挟まれてのV争いは「ほと

んど緊張もせずに、楽しく回れた」と、ノンプレッシャーで自己最高の2位につけたことで、すっかり味をしめた。

9月に入ってたびたびV争いに顔を出しては、ツアーで一番小さなプロの顔を売ってきた。2週前の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙では、2日目に単独首位につけたが、結局3位タイに終わった。

呉阿順(ゴアジュン)と、池田勇太のあの暗闇のプレーオフに加わるには1打足りずに、「やってみたかった」と悔しがる。

2005年か2008年か。どちらだったか忘れてしまったが、やはりここ東広野ゴルフ倶楽部で行われたダイヤモンドカップは出場権のない年に、マンデートーナメントから本戦出場を狙ったが実現しなかった。
「あのころは、ただ難しいコースやなあ、と思うばかりでしたけど。今は自分がやるべきことがはっきりと見えて来る」と今週も、確かな成長のあとを感じながらの優勝争い。

「これからもこういう経験をたくさんして、一歩一歩前進したい。そして、そのうち優勝出来たらいいのですが」。
思い出の舞台で、さらなる飛躍を誓った。

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