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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2012

韓国勢が、今週も強い・・・?!

先週の日韓対抗戦は、まだ続いているようだ。上位に2人の韓国勢が、立ちはだかった。単独首位につけた李京勲(イキョンフン)は、先週の「ミリオンヤードカップ」のメンバーではなかったが、今季もっとも勢いのある韓国勢の一人である。

藤本佳則や川村昌弘と同じく、今年デビューしたばかりの新人ながら、すでに獲得賞金は2400万円を優に超えて、初シード入りにもほぼ当確ランプを灯して、あとは初優勝がいつか、というばかりの逸材である。

今週から、いよいよひとり立ちをした。開幕からバッグを担いでくれた父サンムーさん。
「そろそろ、苦労もかけられない」と、プロキャディのスコットさんと、初タッグ。
「今日は前半の9ホールで、すっかり意気投合して。後半は、完全にスコットさんに任せきりです」。

ゴルフはお父さんの手ほどきで、12歳から始めたとはいえ、今や立派なプロゴルファーは、まさか距離の計算まで父親には頼れない。
「これまではグリーンの読みも、すべて自分の仕事でしたが、今週は本当に楽にプレーが出来ています」。
信頼のおける相棒の存在もあって、後半は6つのバーディで一気に首位にのし上がった。また1日8つのバーディは、自己最多のバーディ数を更新した。

残念ながらスコットさんは、今週は夏休みを取っているブレンダン・ジョーンズの専属だから、ひとまず今週限りでコンビは解消だが「良いキャディさんはいないでしょうか・・・」と、これに味をしめてさっそく“募集中”の札を掲げた。

先週1週間のオープンウィークは、母国に帰ってリフレッシュ。さっそく友達を誘って、大好きなカラオケに興じた。

十八番は、意外にも日本の曲。
中西保志さんの「最後の雨」。どうして20年以上前のヒット曲を、韓国の20歳が知っているのか。
「私が好きなんです」と、かたわらで手を上げたマネージャーの伊井祥訓(イイショウクン)さんの影響か。

そして今週は、初めての北海道で、大好きな寿司三昧。
「良い“クルクル”を見つけておいたよ」とは、これまた敏腕マネージャーからの報告に、ニンマリだ。
“クルクル”とは回転のこと。
日本の回転寿司は、李の大好物だ。
前日水曜日に舌鼓を打ったステーキと同様にたらふく食べて、また明日に備える。

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