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関西オープンゴルフ選手権競技 2012

池田勇太は4位に終わる

今年の会場となった大阪府の泉ヶ丘カントリークラブはチャリティコンペで年1回は訪れる。「キーパーがめちゃくちゃいい人で」。行けばいつもピンを端に切ってくれたり、超高速に仕上げておいてくれたり。「たかだか、アマチュアのコンペなのにね。おかげで、プレーにめちゃくちゃ時間がかかるのにね。それでも俺たちプロのモチベーションを一生懸命に引きだそうとしてくれるんだ」。目尻を下げながら、開催直前にそう話していたものだ。

通常営業でさえそうなのだから、ここで関西オープンという、日本で最初のオープン競技が開かれるということで、コース管理のみなさんの意気込みには並々ならぬものがあった。

あいにく週の初めと、期間中にも猛烈な豪雨に襲われたが、それでも何ら支障もなく4日間が無事終了したのも、コースのみなさんの努力があったからこそ。
連日のハイスコアの戦いも、「簡単だからじゃないんだ」と池田は力説した。
「狭いし、ラフは長いし、難しいセッティングなのにスコアが出るのはグリーンもフェアウェイも締まって、最高の状態に仕上がっているからこそ。俺たち選手のポテンシャルを最大限に引き出してくれるんだ。良いコースでプロが良いプレーをしたら、良いスコアが出るもんなんだ」と熱く語ったのはコースレコードの62をマークした3日目のことだった。

首位に2打差の2位まで迫り、最終日にいよいよコースのみなさんの労に報いる今季初Vをにらんだが、この日は一転、伸び悩んだ。
「今日は最終組だったりと、昨日とは状況の違いがあったかもしれないが、言い訳しても仕方ない」と潔く、「どんな状況にあっても(パットを)入れるのが我々だし、今日はそれが出来なかっただけ。課題は、来週以降につなげてけばいい」と、前を向いた。


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