Tournament article

三井住友VISA太平洋マスターズ 2012

ニュージーランドのデービッド・スメイルが見事なカムバック

前半は17番でダブルボギーを打った。228ヤードのパー3。バンカーショットが3メートルオーバーした。このパーパットは、御殿場の超・高速グリーンにもかかわらず、「強気で打ち過ぎた」と、カップの周りを行ったり来たりで3パットを打った。

続く18番では、この失態が裏目に出てまたしても3パット。「確かに、カップまで23ヤードとかなり遠かったんですが。イーグルパットを、ですよ! 手前から打ったのが、傾斜を登り切らずにまた戻ってきてしまったんです。悔しかった」と普段、穏やかな選手が珍しく早口で振り返った。

「でも、この2ホールで次からは気をつけなければ、と」。このグリーンで打ちすぎは禁物と、肝に銘じて折り返しの1番では4メートルのチャンスを丁寧に沈めた。

「パッティングは本調子ではないので」と言うが、その分、アイアンショットは切れまくった。
後半は、ほか3つのバーディはすべて1メートル以内のチャンスにつけてモノに出来た。通算8アンダーまで盛り返して、2位タイで決勝ラウンドを迎える。

「ティショットはフェアウェイをキープ出来ているし、明日もこの調子で行ければ。最後まで好位置を維持したい」。7年ぶりのツアー通算6勝目にむけて、気合いを入れ直していた。

関連記事