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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2011

最終日の“勇太”

最終日はスタートの1番ホールで行われた「キッズファミリー」は、地元・兵庫県下のジュニア18人と、出場選手が手をつないで入場する大会恒例のセレモニー。

緊張気味のジュニアの手をそっと握り、いつもはぶっきらぼうな選手がときおり優しい顔をして、子供の顔をのぞき込む。
なにやらひそひそと話し込み、2人でケラケラと笑い声を立てた。

サイン色紙とジュニアお揃いの帽子にサイン。さらにサインボールもおまけして、小さな手に託した。
「頑張ってください!」と、あどけない声に見送られて池田勇太が大きく手を振る。
「ありがとね!」。

大会特別協賛の日清食品とスポンサー契約を結ぶホストプロ。子供たちの期待にも、応えたい気持ちは満々だった。

2番、5番でバーディを奪い、さあこれからというときに躓いた。
「9番で運に見放された感じです」。
ダブルボギーで優勝争いから脱落した。
「今日も厳しいラウンドになった」と、肩を落とした。

「それでも5位タイで上がれればいい」と、今季初のトップ5入りに、そのときが近づいている感触は確かにある。
「優勝争いは出来ている」と納得顔で、「早く1勝目が欲しい」と、このプロ日本一決定戦のホスト試合で、ますます熱望した若大将だった。

※選手と一緒にスタートティに入場する「キッズファミリー」は、「日清カップヌードル PRESENTS PGA ジュニアゴルフ プログラム」の一環でした。参加した地元ジュニアの18人は朝のスタートで緊張の瞬間を味わったあと、中継局の基地や選手のスコアをまとめる速報本部、報道陣の仕事場のプレスルームなど、トーナメントの舞台裏を見学。
昼食を挟んで、PGAプロによるレッスン会に興じるなど、まさにゴルフを味わい尽くした1日でした。

そして最後は、18番グリーンに陣取って、感動の優勝シーンをご観戦・・・!!
涙、涙で目を赤くしたチャンピオンに、サインをもらってご満悦の子供たちでした。

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