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とおとうみ浜松オープン 2011

藤田寛之は予選落ちに・・・

ただただ、「悔しい」と繰り返した。「残念」と、うなだれた。悔やまれるのは15番。右のバンカーあごに突き刺さった。どうにか脱出したが、林からの池越えに刻むしかなかった。ダブルボギーを打った。

「・・・あのホールは痛かった」と、悔しがった。

地元開催の新規トーナメントは、オフから気合が入っていた。
開催コースのグランディ浜名湖ゴルフクラブは冬に、1ラウンドハーフを回った。
「そのとき、実はハーフ45を打ちまして」。

真冬の風は、いまとは比較にならないほど猛烈な勢いで吹いた。
「このままだと自信をなくすから、間に練習を入れて、回り直したんです。あのときのイメージを、強く持ちすぎたかもしれません。調子の悪さも出てしまった」。

冬の下見がかえって決勝ラウンド進出を阻んだか・・・・・・。

やはり静岡出身の選手会長、宮本勝昌が初日に失格を喫してコースを去っていただけに、なおさら自分は、と踏ん張った藤田だったが1打足りずにあえなく週末を前に、姿を消した。
「優勝は難しくても、優勝争いはしたかった」。

記念すべき第一回大会を、自分が盛り上げたかった。
「今日もたくさんの方に応援していただいたのに、期待に応えられなくて申し訳ない」と頭を下げた。

「週末はもっともっとお客さんが来てくださって、さらに盛り上がるでしょう。それを見られないのも残念です」と、後悔しきりで「来年こそ、今年の分まで盛り上げられたらいい」と、1年越しのリベンジを誓っていた。

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