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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2011

井上信は「最善を尽くす」

今週のブリヂストンオープンは、主催のブリヂストンの契約選手のほかに、井上もホストプロ。会場の千葉県は袖ヶ浦カンツリークラブ所属。

会う人、会う人、すべて顔見知りという状況の中で、毎年、ここではいっそうの気合が入る、はずなのだが・・・。

今年は顔色が悪い。
もともと、スロースターターではあるのだが、今年はシーズンも後半に突入してなお、賞金ランキングは84位と低迷したまま。
不振の原因は、昨年末に左親指の付け根を痛めたことだ。

そのために、思うようなスイングが出来ないでいる。「かばって打つので、どこへ飛んで行くかも分からない」。
この日は水曜日の公開練習ラウンドも、「今日は全然乗らないし・・・」。
どんより曇り空の天気は気温もグっと下がって、痛みも増していくようだ。「こんな日は、余計に手を使ったスイングになってしまう」と、嘆く。

今年は、呑み仲間の平塚哲二や久保谷健一が、次々と復活優勝を飾っているが、「よし、俺も」という気持ちにはなかなかなれない。

2004年のツアー初優勝を含めて2勝を上げて、7年間守ってきたシード落ちの危機にも「ダメならダメで、いちからやり直せばいい」と、すでにその覚悟は出来ているのだが、それはもちろん「焦って、かえって変な方向へ行かないように」という抑止力のためであって、「今週も、諦めたようなプレーはしない」。
日頃からお世話になっているコースで、絶対にゴルフは投げない。
「最善を尽くしてプレーします」。痛みをこらえて頑張る姿を見せることが、いま出来る最高の恩返しだ。

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