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ダイヤモンドカップゴルフ 2011

藤田寛之は「完全に梅雨入りです」

今週は、開幕前から風邪を引き、またいつものようにスイングに悩み、「体もゴルフも梅雨入りです」と嘆いていた。
不安は最終日に的中した。11番のバーディで、小田に1打差まで詰め寄ったのも一瞬だった。

安定さが何より持ち味の選手が12番から大乱調。
「右に行き始めたらもうダメ。コントロールが出来なくなる」とショットが乱れに乱れて、5つのボギーで結局7位に沈んで、改めてつぶやく。
「ああ・・・完全に梅雨入りです。また考えないといけない」と、もともと完璧を求めてあれこれと思い悩むたちが、ますます迷いの迷路にはまり込んだかっこうだ。

弟子の河瀬が自己ベストの4位につけた。
「良かったですね、最後もバーディで」と、ポツリと「ハーフターンの後に、バタバタやっているのが見えてちょっと心配していたんですけれど。人の心配、してる場合じゃないのにね」と自嘲の笑みを浮かべていた。

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