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ダイヤモンドカップゴルフ 2011

単独2位には韓国の金度勲(キムドフン)

2打差の2位で追いかける金も、首位の小田に負けないくらい、この日はアイアンショットがキレていた。この日奪った5つのバーディは、一番長いのが5番の4メートルで、あとはすべて1〜3メートル以内。

「他にも惜しいパットがあって・・・」。
前半の16番や、後半は7番など、1メートルもないチャンスを外したのが「もったいなかった」。

今週は、「どういうわけかいつもよりウッドが飛んでいる」といい、「しかも曲がらない」。プレッシャーがかかるティショットもドライバーを積極的に握り、果敢に攻めた。

いまも韓国の延世大学に通う学生プロが、父親の勧めでゴルフを始めたのは9歳のとき。
米女子ツアーで朴セリ選手が一世を風靡していたころ。「スイングは、朴選手のビデオを繰り返し見て、研究した」という。
国をあげての“英才教育”を受けて、ナショナルチーム入り。
恵まれた環境で腕を磨き、2006年のアジア大会で金メダルを獲得して、2年間の兵役も免除された。
ゴルフのエリートコースを歩んできた22歳が目下、目指すものはひとつしかない。
「優勝したいです」。
いつもニコニコとおだやかな性格は、昨年の賞金王の金庚泰(キムキョンテ)と似通うものがあるが、芯の強さもまた然りだ。

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