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五浦庭園JGTOチャレンジ II 2010

佐藤圭悟、2人3脚でチャンスをつかむ

大会前日の指定練習日。練習ラウンドが終わり夕方になると選手たちは少しずつ会場を離れていったが、日没まで1人練習グリーンでパット練習を続ける選手の姿が。火曜日に行われた予選会で7バーディー、1ボギーの6アンダーでトップ通過をした佐藤圭悟だ。

舞台となる五浦庭園カントリークラブは来季のレギュラーツアーの出場権を賭けたQT会場にもなっているのだが、早い時期に同コースをQTの舞台と決め、練習を重ねてきた。

「昨日はまずはグリーンに慣れることが大事だったので納得するまで練習していました。予選会には通るために出たけれど、トップ通過はご褒美みたいなものですね。」

チャレンジトーナメントは開幕戦の『Novil Cup 2010』に出場し、本大会で今季2戦目となる。

その佐藤を支えるのは、帯同キャディーを務める妻の尚子さん(39)。佐藤がプロ転向してから今年で4年目になるが、キャディーが認められている試合には可能な限り帯同していると言う。尚子さん自身も佐藤が所属する埼玉県の川越カントリークラブのキャディーなだけに、尚子さんもプロの目で佐藤を支えている。

「予選会でも取りたいホールでしっかりバーディーが取れたし、良いイメージがつきました。せっかく勝ち取ったチャンスなので、今日は結構意気込んで来たんですが、仕方ないですね。」
と、話をしているうちに館内に中止決定のアナウンスが流れる。
「うーん、残念です。プレーしたかったなぁ!」と笑って、ひとまずコースを後にした。


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