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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood 2010

ホスト試合での2週連続Vを狙う、薗田峻輔

ジャパンゴルフツアーに、また新たな歴史が刻まれる。7月1日から4日間の日程で始まる「トーシンゴルフトーナメント イン レイクウッド」は、愛知県名古屋市に本社を置く株式会社トーシンが主催する、今年新しく誕生したトーナメントだ。

三重県津市のトーシンレイクウッドゴルフクラブが、その舞台となる。この新規ツアーにさっそく、闘志を燃やしているひとりは先週の「ミズノオープンよみうりクラシック」で、プロ転向から5試合目にしてツアー初優勝をあげた、薗田峻輔。

同社とサポート契約を結ぶホストプロ。晴れて、“ツアーチャンピオン”としてこの大会に挑むことになったのは嬉しいが、それではまだ足りない。
「主催の大会で活躍することが、いつもお世話になっているみなさんに、せめてもの恩返し」という気持ちが強い。

先週の大会で、みごと全英オープンの出場権も手に入れたが、「この大会で勝って、初めて全英に行きます、と社長に決意表明をしたい」と、意気込む。

先月5月の不甲斐ない戦いにも悔いがある。やはり、ホストプロとして、気合いが入った2部ツアーのチャレンジトーナメント「トーシンチャレンジ」では予選落ち。
今度こそ、本ツアーで名誉挽回だ。

先週の最終日は、最初にゴルフの手ほどきをしてくれた父・俊信さんが、買ったばかりの新車で深夜2時に都内の自宅を出発し、早朝7時にコースに着。

20歳を迎えたいまは、「あえて親父とは連絡を取り合わない」と、表面上は互いに素っ気ない親子だが、「安いレンタカーで移動するのは、ちょっと恥ずかしい」とこぼした息子のために、ホストプロとして挑む今週は堂々と、マイカーで会場入り出来るように、との親心。
「この車に乗って、ここ(兵庫)から三重まで行けるでしょう?」と照れくさそうに言った父は、「私は今から新幹線で、帰ります」と、話していた。
「この優勝で、ようやくプロのスタートが切れましたね」と、喜んでいた。

そんな温かな人々の支えを受けて、いま一番伸び盛りの20歳。
後輩の石川遼と揃って臨む聖地にはぜひ、ホスト試合で2週連続Vという自信を持って乗り込みたい。記念すべき初代チャンピオンの栄誉は譲れない。

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