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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2010

アジア勢も奮闘中!!

初日が荒天のため、中止となった「アジアパシフィック パナソニックオープン」は、この日24日(金)に改めて、仕切り直しの第1ラウンドが行われた。

アジアと日本から、ほぼ半数ずつの選手がしのぎを削り、勝者には両ツアーのシード権と、獲得賞金も両ツアーに加算される今大会。

ひとまずジャパンゴルフツアーのメンバーたちが上位を占めたが、アジアの雄も、虎視眈々と首位グループに紛れ込んだ。

4アンダーのガガンジート・ブラーは今年、開幕戦の「アジアンツアーインターナショナル」で2勝目をあげて、賞金ランキングは13位につけるインドの星。
今年、石川遼が参加したアジアと欧州の対抗戦「ザ・ロイヤル・トロフィ」でもアジア代表として、名を連ねた。いま売り出し中の22歳だ。

首位と1打差の5位タイにつけたマーカス・フレイザーも、今年バランタイン選手権で優勝を飾るなど、アジアンツアーの賞金ランキングは現在2位につけるつわもの。

迎えた第1ラウンドは、「金曜日からトーナメントが始まるのって、なんか違和感があるよ」と、思いかげない短期決戦となってしまった今回の遠征を嘆いたが、“アウェイ”の日本で、慣れないコース環境にも「レイアウトが特に好きですね」と、特に不便を感じることもない。

足首まで埋まる深いラフも「試練」と捉え、「それがプロゴルフの姿であり、それを克服するのが、私たちプロゴルファーの仕事ですから」とこともなげに言ったとおり、3アンダーにまとめ上げて好位置につけた。

それでも、豪州出身の32歳は、「今日は思い通りのゴルフが出来なかったから」と不満顔で、足早に練習場に向かった。
日本勢も、うかうかしてはいられない。

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