１週間のオープンウィークを経て、22日（木）からいよいよ始まる「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」は丸山にとって、誰よりも気合いが入る１週間となりそうだ。

今月12日に、大会主催のセガサミーホールディングス(株)と、所属契約を締結した。
本戦前日の21日（水）に、里見治・代表取締役会長兼社長とともに神妙な面持ちで、その発表会見に臨んだ丸山は、「この大会を含めて毎週毎週のトーナメントで一生懸命に戦って、優勝することが何よりの恩返し」と、力を込めた。

トッププレーヤーでさえ、そうやすやすとはスポンサーが見付けられないこのご時世。米ツアー３勝、国内10勝の人気プロでさえ、帰国してからこの１年半はフリーの身で戦うしかなかった。

「こんな時期に、契約していただけるだけで有り難い」と、丸山。

かねてより親交のあった里見会長から、正式に打診があったのは今年１月。米ツアーの会場で、里見会長は言われた。
「丸山くんの世界を股にかけた活躍は、私たちの経営理念にも通じるものがある。ゴルフ界だけではなく、日本中のファンに愛されるその人柄で、これからも多くの人々に夢と感動を届けることで、私たちのブランド力の向上にも一役買っていただきたい」。

そんな恩人の熱い思いに応えたい。
「これからは背中に重いものを背負っている、という意識をしっかり持って、新たな思いで頑張っていきたい」と丸山は、里見会長の右手をしっかりと握り返した。

淡いピンクのジャケット姿に、神妙な面持ちで臨んだ会見も、場所を移すとたちまちいつもの“マルちゃんスマイル”に。
セガサミーのゲーム機が並んだギャラリープラザでＵＦＯキャッチャーに興じた丸山は、２度のチャレンジで可愛いぬいぐるみをみごとゲットして大喜びだ。
すっかり童心に戻って、「俺って上手だね〜」と、得意満面。
最終日には、もっと大物を釣り上げる……？！

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• 丸山 茂樹