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ダンロップフェニックス 2010

賞金レースから、今週も目が離せない!!

先週の三井住友VISA太平洋マスターズでスイング改造をしながらも、今季3勝目を勝ち取った石川遼。2週連続Vもかかる今週は、ウッズをヒントに「左寄りにボールを置いて、レイドオフで打つ」というニュースイングをより意識するために、また新たな取り組みを始めた。

この日水曜日のプロアマ戦は、アマチュアのみなさんとのプレーに興じながらも毎ショット、素振りからアドレスの動作に入る直前に、すかさず右脇に挟んだのは、ゴルフのグローブ。

途中から、それがロッカーのキーホルダーに変わったり、モノはあの程度の薄さなら、なんでもいいようだが「今朝の練習場で、思いついた」という。

「手と体が近い位置で回転したいのに、右脇が空きすぎている。そのせいで、トップで手と体の一体感がなくなってしまっている」。

その予防策として、フォロースルーまで右脇にグローブを挟んだままスイングする方法を取り入れたそうだがテイクバックから大胆に振り上げていく今までのスタイルとは大きく異なるフォームに、この日はボールが散らばることも多かった。

それでも「試合の中で新しいことに取り組んでいくほうが集中出来るし、僕には効率が良いので。曲がることを怖がらず、思い切ってやりたい」と、勇気と底なしの向上心は相変わらずだ。

これで海外を含めて12連戦。月曜日のオフもテレビマッチなどのイベントが入り、ほとんど出ずっぱり。

疲れがたまっていないわけはないが、「ケアはトレーナーの方にお任せしているし、僕は休んだほうが、かえって疲れがたまる」と、先週は遠征中も走り込みを行うなど、むしろ精力的に体を動かす。

今週発表の世界ランキングは38位に食い込み、50位内に与えられる来年のマスターズの出場権も、ほぼ手に入れたも同然にして、モチベーションは高まるばかりだ。
賞金レースも現在、賞金ランク1位の金庚泰(キムキョンテ)との差は約1300万円となり、今大会を含め残り3戦は、どれも気が抜けない。

そして追われる金も、表情が引き締まる。「今週は、もともとフェアウェイをキープするのが難しいコースですが、雨や風が吹くと、本当に様相が一変するので」と、警戒心を強めるがもともと、低弾道の切れ味鋭いショットは松林でセパレートされたここフェニックスにはうってつけ。

昨年も7位タイにつけ、相性も良い。
「調子もいいし、今週もいつもどおりにプレーが出来たら、大丈夫だとは思いますが」とちょっぴり余裕の構えで、「私ももう1勝したいし、頑張ります」と、金も気合いを入れていた。

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