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ANAオープン 2010

石川遼は首位と8打差にも諦めない

大会主催のANAとスポンサー契約を結ぶホストプロは、この日3日目も伸び悩んだ。前半の9ホールを折り返すころに風はまた強くなり、ショットも乱れて「12番から18番まで、フェアウェイから打つ機会がなかった」。

グリーン上でも精彩を欠いた。
スタートの1番から短いパーパットを外した。
「ほかに3番も4番も、5番のイーグルパットもそうですし。あれが決まっていれば、という“たられば”がたくさんありました」。
途中から、「練習の100球と、試合でトライする1球は同じくらいの価値がある」と、クロスハンドのパッティングも試してみたが、際立った効果は見られないまま終わってしまった。

首位との差を詰められないまま迎える最終日。

それでも、この日は15番で、深いラフからピン奧1メートルにつけてバーディを取り返したり、最終18番では2メートルのパーパットをしのいだり、「チャンスは逃し続けてしまったけれど。落とさずにプレーは出来たから」と、この日イーブンパーの通算1アンダーは首位と8打差にも「明日は、最終組がスタートするころには、差が縮まっていればいい」と、諦めるわけがない。

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