記事

女子ツアーは辛くも首位に

女子ツアーは2位の男子に0.5ポイントと僅差ながら、2年ぶり2度目のタイトル奪還にむけて上々の滑り出しだ。
何より心強い存在は、キャプテンの福嶋晃子。
女子は3ツアーの中でティグラウンドが一番前ながら、そのハンディも彼女にはほとんど意味がない。

ティが前に出た分だけ男子よりも、シニアよりも常に一番飛ばしていたからだ。
この日初日のダブルスで対戦した矢野東と石川遼は、そのたびに目が点で、「福嶋さんは、僕らと一緒でいいんじゃないの〜」と、つい言いたくもなるありさまだった。

そんなこんなで首位スタートに、女子が一番警戒するのはやっぱり今をときめく17歳。
前半、後半戦とも上がりホールで劇的バーディを決めてきた石川に、「あれは痛かった」と悔しがったのは福島だ。

午後のシングルス戦で争った横峯さくらは、最終18番の石川のバーディに「落ち込んでます」と、振った。
女王・古閑美保も「やられましたね。やっぱり、スーパースターは最後に何かやる。油断してるとずきゅんとやられてしまいます」と、ライバル心メラメラ。
そして「これから女子チームは練習です!」。
日も暮れかかった寒空に飛び出していった。

関連記事