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日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯 2000

▼ 「第1回戦、主な組の結果とコメント」 小山内護 VS 芹澤信雄 の勝負

パワーと技の勝負、勝負の行方は…

 昨年はその圧倒的飛距離でこのマッチプレーを制したツアー屈指の飛ばし屋の小山内護。その小山内と対戦したのが、ツアープロの中でも飛ばないことで有名な芹澤信雄だった。「ロングホール4つは取られる覚悟でいました」と芹澤は言っていたが、試合が始まってみると、その4つのうち小山内がゲットしたのは12番(518ヤード)のみ。逆に芹澤は5番(536ヤード)と15番(561ヤード)の2ホールでポイントを稼いだ。
 パー5の勝敗は芹澤の2勝1敗。その明暗が勝負の行方を決定し、2アンド1で芹澤の勝ちとなった。

★ 芹澤信雄
 「5番ロングで取れたときは、どうせ負けるものと思っていましたから、気分的には2つ勝ったような感じでした。小山内君は勝って当たり前と思っていたので力が入ったのでしょうね。僕の場合はティショットで50ヤード近くも置いて行かれてしまうので、負けて当たり前だと思っていましたから、気が楽でした。明日は葉彰廷さんか…、タイプが似ていると逆にやりにくいかも知れませんね」

  ★ 小山内護
 「今日はティショットが良くなかった。パターも良くなかったし…。今日の敗因はティショット。ミスが7回くらいあったしね。去年、勝ったときはティショットがほとんど曲がらなかったからね。それで相手より、短いクラブを持ってね、プレッシャーかけられたけど、今年はショットでアドバンテージが取れなかったよ。
 距離感のミスも多かったしね。17番もそう。4番アイアンで打った瞬間、『大きい』と思ったら、緩んじゃった。今回は、バーディが出なさすぎたよ」

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