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『スポニチカップU-23セガサミーオープンゴルフ 〜ゴルフ北海道スイングへの道〜』の初日は、薗田峻輔君が単独首位に

「実力も付けたいし、色々経験しなきゃいけないこともある」と、プロ入りではなく明治大学に進んだのは今春。
できるだけ勉強もしたいとの本人の意欲から、5月にして入学後初めての試合となった。

本人は今大会の優勝者に与えられる『長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント』『サン・クロレラ クラシック』『ANAオープンゴルフトーナメント』への出場資格も視野に入れつつ、出場理由をこう話す。
「試合感を忘れちゃいけないし、自分のモチベーションを上げるために」。

今日は「確実なゴルフ」に専念した。
ショットが好調とは言えないものの、平均飛距離が290〜300yardのドライバーが曲がらないおかげでほとんどフェアウェーから打てた。
アイアンでピンを狙った後は、昨年からの課題であったパッティングが冴え、「凌ぎたいパーパットも3つぐらい入った」と、パーをしっかり拾えた事が大きかった。

終わってみると、アマチュアながら3アンダーで単独首位に。
ノーボギーでホールアウトしたのも、出場選手134名中でただ一人。昨年、ツアーに5戦出場した経験が活きた。

ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」はテレビで見ていた。杉並学院高等学校時代の後輩石川遼の活躍も光っていた。「成長しているなと感じますね」と目を見張る。
ただ、自分の今後を聞かれるとすぐにこう切り返した。

「僕自身であせってはいけないと思っています。20代後半にピークを持って行きたいんです。将来を大事にしたい。」

今は、自分の中のベストを尽くす事が最優先事項。
明日は「優勝を狙っているわけではないけど、スコアや試合に集中したい」と静かに闘志を燃やしていた。

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